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便潜血と大腸がん
便潜血
がん死亡数で大腸がんの占める割合は高く、女性のがん死亡の第2位、男性では第3位と報告されています。(2021年時点 国立がん研究センターホームページから)このことから便潜血反応による大腸がん検診が広く行われています。実際に便潜血反応陽性者のうち大腸がんの診断は5~10%前後とされ、便潜血反応が2日とも陽性、大腸の検査歴がない、血便があるなどのケースでは、さらに大腸がんのリスクが高いとも考えられています。(日本消化器がん検診学会雑誌「大腸がん検診陽性者における臨床予測因子保有数別疾患確率の検討」より)
一方、便潜血反応が陰性でも大腸がんが見つかることがあるので、40歳を過ぎたら大腸内視鏡検査を行うことを当院では勧めています。また、大腸内視鏡検査で見つかったポリープを切除することが、大腸がんの発症を減少させる上で大切だと考えています。このことから当院ではしっかりとポリープ切除に取り組んでいます。