内視鏡検査のための麻酔法

上部内視鏡検査(通称:胃カメラ)は、検査結果がわかりやすく、多くの患者さんに納得してもらえる精密検査のひとつです。そのため、開院以来、ビデオ画面を「患者さんにも一緒に見ていただける検査」として行なってまいりました。自分自身が内視鏡検査を実際にうけた経験から、のど麻酔、内視鏡の挿入法には十分配慮し、より楽に行なえるように工夫いたしました。幸いなことに、現在まで高い評価を受けております(のど麻酔単独法)。
勿論、当院でも患者さんの要望によっては、鎮静剤の投与下における検査も行なっております(鎮静剤の投与による麻酔法)。

以下に2つの方法について紹介します。

のど麻酔単独法

最大の利点は患者さん自身の目で病気について、リアルタイムに理解できることにあります。インフォームドコンセントが語られる今、この麻酔法では「胃の中が良くわかった」と大変評判が良く、「神秘的だった」と感動した方もいらっしゃいました。

ご自身で病状を把握することは、現在の治療において大変重要なことだと考えております。このことが、私がこの方法にこだわりつづける理由なんです。検査終了後はすぐに帰宅可能だということもひとつの利点です。医師側の挿入技術には熟練であることが要求され、のどの反射が強い方には不向きです。

鎮静剤の投与による麻酔法

薬剤はセルシンを投与して行ないます。反射、異物感、膨満感はまったくなく、信じられないほど楽に検査を終了することができます。この方法は「胃カメラ大嫌い」と言っている方でも安心してお勧めできる方法です。

1~2時間はベッド上で安静をとって頂き、検査終了後にモニター画面で検査について説明いたします。車での来院は控えて頂くようにお願いしております。
高齢者(80歳以上)、重篤な循環器呼吸器疾患のある場合は不向きです。